誤っている箇所と確認できる事実を分ける
「紹介の印象が違う」という感想だけでは、何を直すべきかを決めにくくなります。会社名が別企業のもの、旧所在地が使われている、「〜から」の料金が総額として説明されているなど、具体的な不一致を書き出します。
記録には、利用サービス、質問文、日付、言語、関連する設定と実際の回答を含めます。回答に出典リンクがある場合は、そのページ自体を開いて確認してください。リンクが示されていない情報の由来を推測し、特定のサイトが原因だと断定しないことも大切です。
公式情報から訂正作業を始める
下表は、どこを確認するかを整理するための作業表です。誤りの種類によって必要な対応は変わります。最初に、社内の正式な情報を確認できる人を決めます。
| 不一致 | 確認する場所 | 作業と記録 |
|---|---|---|
| 会社名の混同 | 会社概要、ブランド名、URL | 正式名称と関係する名称を明確化 |
| 古い所在地・連絡先 | フッター、問い合わせ、プロフィール | 管理できる情報を一致させる |
| 料金の誤解 | 料金表、記事、PDF、構造化データ | 対象範囲、「〜から」の料金、除外項目を確認 |
| 提供していないサービス | 古い紹介文、事例、外部記事 | 現行サービスと過去の内容を区別 |
| 外部ページの誤り | 回答に示された出典 | 事実と根拠を整理し訂正手続きを確認 |
- この記事のワークシートをダウンロード(CSV)
表の項目を自社用に編集できます。記入例は測定結果や相場調査ではありません。
料金は金額だけでなく条件も一致させる
例えば、特定の制作範囲で「〜から」と表示された料金が、翻訳や外部システム連携を含む総額として受け取られているなら、数字を繰り返すだけでは不十分です。何に対する料金か、何が別途確認か、どの通貨かを、料金ページと関連記事で確認します。
古いキャンペーン、PDF、事例中の過去価格が残っている場合は、当時の情報だと分かる説明や適切な案内を検討します。すべての古い記事の日付を新しくするのではなく、実際に変更した内容と適用時点を記録してください。
構造化データと外部プロフィールも確認する
Organizationなどの構造化データを使っている場合は、会社名やURLが実際に表示される本文と一致しているかを確認します。新しいマークアップを足すことより、既存情報が別の会社や古い内容を指していないかを点検する方が先です。
管理している事業プロフィールや公式アカウントにも同じ変更が必要か確認します。他者が管理するページの場合は、公開されている訂正手続きに従えるよう、誤記箇所、正しい内容と根拠をまとめます。訂正依頼を出したことと、相手が更新したことは別々に記録します。
修正後は反映と観察を段階的に行う
最初に、自社サイトの修正が公開ページへ反映されたことを確認します。次に対象の検索エンジンで利用できる検査や再取得の手段を確認します。最後に、同じ条件を記録した観察で回答を確認しますが、一度の質問で全体の状態を判断しないようにします。
誤情報の訂正と「必ず自社を推薦してほしい」という要望は異なります。できるのは、管理できる事実を正確に保ち、出典となる情報を分かりやすくすることです。AI回答のすべての内容や更新時期をサイト運営者が制御できるわけではありません。
参考資料と適用範囲
- Google:Organization構造化データ(英語)developers.google.com
会社名やURLなどの構造化データの公式説明。
- Google:生成AI検索への対応(英語)developers.google.com
価値ある正確な情報と検索基盤を重視する公式ガイド。
FAQ
よくある質問
会社概要を直せばAIの回答もすぐ変わりますか?
保証できません。まず公開情報が直ったことを確認し、対象サービスの取得や更新の仕組みに沿って観察します。
出典がない回答はどう扱えばよいですか?
回答と質問条件を保存し、確認できる事実を整理します。情報源を推測で決めつけず、サービス側の利用可能な報告方法も確認します。
誤情報を直すために同じ記事を大量に作るべきですか?
不要です。公式の会社情報、料金、サービス説明などの主要ページを明確にし、古い情報や不一致を整理します。
